有松の春まつり

今日の名古屋市緑区はポカポカ陽気な1日でした。
今日は地元・有松の春まつり・・・春まつりに相応しく、お日様が降り注ぐ1日となりました。

例年ならば、地元有志の方々による餅つき奉納や、四條流庖丁式特別奉納があるのですが、コロナ禍という事もあり、本年度も中止に。

その代わりに、猩々様や天狗様が有松天満社の境内に遊びにいらしたり、春まつりならではの催しが2点開催されるなど、3年振りに賑やかな春まつりの光景を見る事が出来ました。

有松の春まつりは、もともとは菅原道真公のご命日に執り行われていたようで、お祭りの内容も、献書(書の奉納)や若連による芝居や相撲が奉納されていたそうです。

現在は献書がそのまま引き継がれていて、毎年地域の小学校5年生のお子さんたちからの献書が寄せられています。

今年は、参拝者さんたちも有松のまつり文化に触れられるようにとの事で、有松の大人人形文化の維持保存活動の一環で猩々天狗のうちわ新調の為の献書が執り行われました。

小さなお子さんたちも参加出来るように、という事で、塗り絵や絵でも参加OK等の工夫がありました。
私も早速参加し、記念品をいただきました。

このほか、地元のサッカーチーム名古屋グランパスの公式マスコットであるグランパスくんが書を奉納してくれたり、その書のまわりに参拝者さんたちが応援メッセージを書いて貼り付ける等して必勝祈願とする企画など、このご時世ならではのまつりの形、まつりの盛り上げ方を感じる事が出来ました。

私が有松に来た頃の春まつりよりもお子さん連れの参拝者さんたちが増え、境内はお子さんたちの笑い声で賑わう春まつりだったと思います。

少しずつではありますが、世の中が日常を取り戻せるよう、動き出しているような気がします。

まだまだ制限や工夫と共に日常を過ごす日は続きますが、明るく2022年を過ごしてゆきたいものですね。