伝統産業と知多半島

今日の名古屋市緑区も厳しい寒さの1日でした。

今日は午後から家族と共にぶらり、地元の緑区有松へ。
目的地はかつて絞り商を営んでいた古民家を改装したカフェとギャラリースペースを展開する六弦とコットンさん。
実は、12月9日(土)までの期間、店内のギャラリースペースにて、知多半島の景色を紹介する写真展が開催されています。

子どもの頃育った知多半島・・・私が生まれ育った地域は、丘を切り開いた新興住宅地だったので、古くから伝わる歴史や文化はないのですが、少し坂を下りたエリアに行けば、知多木綿の里として知られる岡田地区や、お隣りは日本遺産のまちとしても知られる常滑市があります。
また、もっと南へ行けば、半田や武豊といった醸造の町もありますし、知多半島は伝統産業のメッカなんですよね。

そして・・・現在私が住んでいる町、有松もまた、この知多半島とも深~いご縁がある訳で。
もとは知多郡であった事もそうですが、絞り製品を作る上で欠かせない木綿や藍窯、染料の藍を育てるのに必要な灰もまた、知多半島の各地からご縁をいただいていたのだそう。

また、絞り職人さんも知多半島に住んでいらして、かつては絞りの加工をお願いしていたそうです。

知多半島は、有松同様、今も歴史情緒あふれる面影を残すエリアが点在していて、本当に素敵な場所です。
是非、今回の写真展をきっかけに、知多半島の町歩きを楽しみつつ、歴史情緒に触れていただいたり、伝統産業に触れていただけたらと思います。

「六弦とコットン」さんはコーヒーをはじめとするカフェドリンクのほか、サンドイッチなどの軽食もありますので、ゆったりカフェタイムを堪能しつつ、格子窓に広がる東海道の景色や、絶賛会期中の写真展を通じて知多半島の魅力を満喫する事が出来ますよ。

 

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鈴木伸明 写真展 Piece of CHITA
伝統産業息づく知多半島の町並みに美を求めて

cafespace|六弦とコットン にて(12月9日まで)