季節の移り変わり

昨夜の名古屋市緑区は、一晩中落雷が続き、なかなか寝付けない夜でした。
皆様はゆっくり休めましたでしょうか。

ここ数年、台風や台風に伴う前線がもたらす天候不良で予期せぬ豪雨や落雷が増えているからなのでしょうか・・・気象庁のホームページやスマートフォンの天気予報関係のアプリの表示内容が細かくなったり、天気図をリアルタイムで把握出来る「雨雲レーダー」や「雷レーダー」があるようです。

9月は季節の変わり目で、天候が不安定になりやすい上に台風の多い季節です。
また、この季節は地域によっては、保育園や幼稚園の遠足や運動会等の行楽イベントの季節を迎えるので、天気予報のチェックが欠かせない日が続きます。

古来より、天候の変化は季節の移り変わりそのものなので、「雷」や「雨」は時に恵みをもたらす存在、時に季節を告げる存在ではあるのですが、日常生活を送る身としては、どうか穏やかな気候や清々しい秋晴れが続いて欲しい、と願う毎日です。

少し天気のお話から逸れるのですが・・・

私が子供の頃、雷をもたらすカミナリ様(雷神様)は自然現象的な意味でも、教育的な意味でも、「脅威そのもの」でした。

「お腹を隠さなないとカミナリ様にお臍を取られるぞ」
「言う事を聞かないとカミナリ様に叱って貰うぞ」

まさに、カミナリ様で色々と学んだ世代です。

「カミナリ様」と言えば、恐らく誰もが雷神様のようなお姿を想像するのではないでしょうか。

江戸時代の寛永年間頃に描かれたとされる「龍神雷神図屏風」の影響もありますが、子供用の昔話のイラストの大半には、鬼のような見た目の神様が雲の上で太鼓を激しく叩いている様子が描写されています。

1~2歳ながら「鬼やカミナリ様は怖いもの」とすっかりインプットされているので、実際に雷が鳴ろうものなら、赤ちゃんや1~2歳の子供にとっては「カミナリ様がやって来た」と思う上に、落雷による大きな音は怖さを更に増幅させてしまうので大泣きをした記憶があります。

今でこそ、「季節をもたらすもの」と「脅威的なもの」と、二つの側面を持つ存在である事はしっかり理解してはいるのですが、やはり、雷が鳴ると、音の大きさが気になってしまったり、特に外出先だとその後の天候の変化が心配になってしまいます。

まだ9月は始まったばかり。
一般的には台風の多い季節ではありますが、どうか、どの地域も穏やかに過ごせますように。