花祭りロス

今日は寒い1日となりました。
今日の名古屋市緑区は6℃、夜からは雨が降り出しました。

毎週あった東栄町(北設楽郡)の今シーズンの「花祭」も先週の週末で終わってしまい、いつもの週末を迎える事になりそうです。
なんだか寂しいような、ぼーっとしたような、不思議な気持ちです(保育士仲間で花祭ファンでもある友人曰く”花祭ロス”という状態なのだとか)。

大地を力強く踏みしめる事によってこの世の生命力の復活を願う(現在では町内安全や無病息災を祈願する行事)「花祭」・・・一昨年に保育士仲間でもある友人からの紹介で「花祭」について知り、気付けば今季は去年の11月から今年の1月にかけて合計4か所の地域に伺う事が出来ました。

花祭時代は東三河から遠州の山奥を中心に各地で行われていて、東三河地区だけでも現存する花祭は11か所・・・ほぼ毎週末の感覚で各地で開催されていました。

初年度はスケジュールの関係で「東薗目地区」だけとなってしまいましたが、花祭歴2期目の今季は「東薗目地区」「月地区」「中設楽地区」そして先週末開催された「下粟白代地区」の4か所へ伺う事が出来ました。

※写真は先週末に開催された下粟代地区での花祭の様子です。

保育園や幼稚園くらいのお子さんたちによる「花の舞」と呼ばれる舞の奉納や、「青年の舞」と呼ばれる部門の代表各「四つ舞(4人で息の合った激しい舞が特徴)」等、どの地域もその地域の個性溢れる舞や行事の進行で、とても素晴らしいものばかりでした。

開催日時が夜中だったり、公私共に予定が集中する年末年始に集中する為、お伺いする地域や時間帯が非常に限られてしまいましたが、貴重な場面の数々に居合わせて頂く事が出来ました。

尾張地区の祭礼文化は山車文化が大変盛んですが、東三河地区の文化は芸能文化が色濃く残っています。

もちろん、囃子屋台や尾張地区で云う「山車文化(三河地区の多くの地域では”山車”とは呼ばずに”御車”と呼びます)」はあるのですが、「花祭」をはじめ「くぐり太鼓」と呼ばれる太鼓を演奏しながら舞う独特な伝統芸能が非常に盛んで、尾張地区の文化圏にはない魅力が沢山詰まっています。

皆様も是非、一度訪れてみて下さい^^