正倉院展

今日の名古屋市緑区は日中は暖かく、日没後この時期独特の冷え込みを感じました。
こんな寒い日は、お野菜たっぷりのちゃんぽん麺を食べたくなります。

さて、晩秋といえば、先日開催された「晩秋の有松を楽しむ会」ももちろんですが、奈良県にある奈良国立博物館で11月14日まで開催中の「正倉院展」の季節でもあります。

この2年ほど、忙しくてなかなか行けていなかったのですが、今年は意を決して先日行って来ました。
2年振りの奈良・・・道中色々景色が変わっていたり、お土産コーナーも新しいお土産が増えていたり、たった2年のブランクではあったのですが、既に浦島太郎さん状態になっておりました。

奈良といえば、鹿さんに関する子供の頃の記憶が。

1~2歳の頃だったと思います。
父親に連れられて、奈良公園へドライブ行った時の事です。
子供の頃から動物が大好きで、鹿が至近距離で歩く姿に大興奮した私に、父親が鹿せんべいを持たせてくれて、鹿とのふれあいの場をもうけてくれました。

意気揚々と鹿に近付いたまではいいのですが、鹿せんべいの匂いを検知した鹿たちに一瞬で包囲されてしまい、鹿せんべいも一瞬でなくなってしまい、挙句は追いかけられる事態に(奈良公園あるあるエピソード)・・・。

鹿せんべいはなくなっても、鹿せんべいの匂いはしばらく残る上に、鹿たちからは「あの子なら鹿せんべいをくれる!」と完全にロックオンされてしまい、とにかくせかされる・・・けれど、幼い私はどうしたらいいかわからないので逃げ回る・・・鹿たちはそれを追いかける事態に発展し、それを父親が面白がって写真を撮る、私がそれに気付いて父親に怒る、という今となっては笑い話を思い出しました。

今だったら「もうないよ」と手のひらを鹿に見せて「鹿せんべいを持っていないアピール」をすれば済んだ話なのですが、当時1~2歳だった私にはそんな余裕などあるはずもなく・・・それはそれは、トラウマにこそはならなかったのですが、奈良公園の鹿たちの洗礼を身をもって勉強しました。

さて、当日は、正倉院展のオータムレイトでの入館を希望していたので、現地入りしたのは午後過ぎ・・・。
いつもなら鹿たちをのんびり眺めて、興福寺や南円堂、戒檀院、二月堂等を散策するコースになるのですが、この日はいつも停めている駐車場も満車で、まず駐車場探しで時間を費やしてしまいました。

無事に転害門に近い場所で駐車場を確保する事が出来たので、今回は転害門を拝み、大仏池やイチョウ並木を散策して東大寺へ向かう事に。
参道のお土産屋さんを散策し、オータムレイトで正倉院展を満喫するコースとなりました。
天平時代から伝わる貴重な品々を拝ませていただき、最高の1日を過ごす事が出来ました。