過日・・・地元名古屋市緑区有松の氏神・有松天満社で春季大祭(天神様の春まつり)が行われました。
当日は雨ではありましたが、パパやママに連れられた保育園くらいのお子さんから小中高生くらいの方々等いらっしゃっていて、賑やかな春の天満社になりました。
去年は神事のみだった春季大祭も、今年は少しずつ例年の姿を取り戻し、献書や縁日も行われていました。
町の先輩方の話によると、この献書、少なくとも半世紀の歴史があるようです。
春まつりの起源はわかりませんが、先輩方が小さい頃には既にこの献書の景色が天満社の境内にあって、献書の他にも、相撲の奉納や芝居の奉納があったそうです。
時代と共に、相撲の奉納や芝居の奉納はなくなってしまいましたが、唯一昔当時から引き継がれているのが「献書」なのだとか。
昔は地元の書道教室の生徒さんたちによる奉納だったそうですが、今では地元の小学5年生の生徒さんたちが奉納して下さっています。
奉納された献書は春季大祭をおさめた後、翌年の1月14日に取り行われる「左義長(どんど)」で丁寧にお焚き上げされ、諸願成就を祈願するそうです。
以前から、「天神様」に縁のある書道の奉納として「献書」があるのは知っていたのですが、こんなに歴史があったとは・・・知りませんでした。
さて、今年の春季大祭・・・通常であれば、梅の花が満開の季節なのですが、今年は気候が少し特殊のようで、梅の季節は過ぎて、桜の花を拝む春季大祭となりました。